こんにちは、ミニマリストけんです@ken_minimalist
佐々木典士さんやミニマリストしぶさん、肘さんなどの物が少ない方がTVや雑誌、本、SNS上で取り上げられたことで、ミニマリストの知名度が高まってきています。2015年には流行語大賞になったり、ミニマリスト本がたくさん出版され、ミニマリストYouTuberもどんどん増えています。
そんな中、世間一般ではミニマリストは以下のように認知されています⬇️
「物が少ない人がミニマリストである」という認識が完全に根付いているせいか、以下のような声が非常に多いです⬇️
「オタクにミニマリストなんて無理」
「ミニマリストになりたいけどオタクの時点で不可能」
「オタクとミニマリストって対極の存在だよね」
「オタクとミニマリストを両立させている人なんているわけがない」
ツイッターで「ミニマリスト オタク」と検索してツイートをチェックしてみると、否定的なツイートで溢れかえっています⬇️
確かに、物が少ない生活とオタクは相性が悪いと思いますしこれは事実でしょう。
ですが、これは日本人の99.9%以上の方が誤解していることなのですが、実は「物が少ない人=ミニマリスト」ではありません。ミニマリストやミニマリズムの本質を掘り下げてみると、「物が少ない人がミニマリストである」という考えが誤りであることがわかります(この記事ではそれについて解説します)
なので、「オタクだからミニマリストになれない」「収集癖があるからミニマリストになれない」なんてことは一切ありません。断言します。
ちなみに、僕はオタクミニマリストであり、収集癖もある方だと思います。僕は持ち物の数が全てで400個ほどですが、アニメ・声優グッズは全てで141個あり、今はラブライブの声優の写真集・雑誌を集めて眺めることが趣味です。
「いや、それミニマリストじゃないでしょ」と思われたかもしれませんが、AbemaPrimeというニュース番組でミニマリストけんとして出演させてもらい、他のTV番組からも何本かオファーをもらいました。
そして何より、あのミニマリストしぶさんのお墨付きでもあります⬇️
みたいな感じで、僕はオタク兼ミニマリストであり収集癖のあるラブライバーです。
話を戻すと、「物が少ない人=ミニマリスト」ではないので、オタクだろうが収集癖を持っていようがミニマリストになれます。「物が少ない人=ミニマリスト」だったら無理かもしれませんが、そうではないので安心してください。
この記事ではそれについて解説するので、オタクや収集癖がある方は是非ご覧ください。
オタク・収集癖にミニマリストは無理なのか?【ラブライバーが解説】
では早速解説したいと思います。
「物が少ない人がミニマリストではない」ということについて知るにはまず、ミニマリストの根本思想であるミニマリズムの本質を知る必要があります。ここを理解することがかなり重要で、これを知らないと「物が少ない人=ミニマリスト」という誤った認識を持ってしまいます。
なのでまずは、ミニマリストの根本思想であり基本思想であるミニマリズムの本質について解説します。とても大切なところなので、是非理解してもらえたらと思います。
ミニマリズムの本質
ではミニマリズムの本質について解説します。
周知の通り、ミニマリストは大量に物を捨ててきています。家具や家電、小物、雑貨、本など、大量に物を捨ててきています。
では何故、ミニマリストは大量に物を捨てている(または捨ててきた)のでしょうか?何故あれほど狂ったように物を捨てているのでしょうか?
誰しも物を捨てるときは、以下のことを意識的にも無意識的にも考えていると思います⬇️
「部屋をスッキリさせて、気持ちよく生活したい」
「掃除と片付けに費やす時間を減らして、自由に使える時間を増やしたい」
「物を減らして、家賃を抑えたい」
「いらない物を徹底して減らすことで、勉強や読書、仕事の集中力をあげたい」
「物を徹底して減らして、生活費を抑えたい」
あくまでこれらは一例ですが、物を捨てるときというのは意識的にも無意識的にもこのようなことを考えると思います。
つまりどういうことかというと、何か目的があって、その目的を達成するために物を捨てているのです。実はこれがミニマリズムの本質であり、ミニマリストの基本思想です。「何か目的を達成するために、それに関係ないものを捨てる」というのがミニマリズムの本質なのです。
上記の例を少し言い換えると、このようになります⬇️
・気持ちよく生活するために(目的)、物を捨てることで部屋をスッキリさせる
・自由に使える時間を増やすために(目的)、物を減らすことで掃除と片付けに費やす時間を減らす
・家賃を抑えるために(目的)、家具などの大きな物を徹底して減らす
・生活費を抑えるために(目的)、物を徹底して減らす
・勉強や読書、仕事の集中力を上げるために(目的)、集中力上昇に関係しない物を減らす
ミニマリストはただひたすら何も考えずに物を捨てているのではありません。「生活費を下げる」「家賃を抑える」「部屋をスッキリさせる」「時間を増やす」といった何かしらの目的を達成するために、物をたくさん減らしているのです。「何かしらの目的を達成するために、それに関係ない物を捨てる」というミニマリズムの本質を徹底して実践しているということです。
僕自身、「家賃を徹底して抑える」「作業の生産性を上げる」「人生から徹底して無駄を排除する」「お気に入りのものにだけに囲まれた最高の部屋を完成させる」といった目的を達成するために、それに関係しない物以外はほぼ全て捨てました。その結果がこちらです⬇️
ミニマリストしぶさんを例に挙げると、しぶさんは生活費を抑えるために(目的)徹底して物を減らしたそうです。また、常に身軽であるために(目的)、捨てられる物は徹底して減らしているように見受けられます(あくまで主観ですが)
僕やしぶさん以外のミニマリストにしても、以下のような目的を持って物を減らした方が多いです⬇️
・掃除・片付けに費やす時間を減らすために(目的)、物を捨てる
・スッキリとした部屋を作るために(目的)、物を減らす
・身軽になるために、物を減らす
・自由に使えるお金を増やすために、物を減らす
・とにかく時間を増やすために、物を減らす
このように、現在存在するミニマリストはこういった目的を持って物を減らしてきているのです。
大切なことなので繰り返し書きますが、「目的を達成するために、それに関係ないものを捨てる」「何か目的があって、その目的を達成するためにそれに関係しない物を捨てる」というのがミニマリズムの本質です。
さらに言えば、その本質を徹底して実践している人がミニマリストであるのです。その結果として、物が少なくなっているだけなのです。
故に、「物が少ない人がミニマリスト」ではなく「物が少ないのがミニマリストの特徴」であると思います。あくまで上記の本質を徹底して実践した結果、自然と物が少なくなるだけであって、結果論でしかないということです。
なので、「物が多いオタクにミニマリストは無理だ!」「収集癖がある人間にミニマリストは無理だ!」というのは、こう言ってはあれですが間違っていますし、見当違いであると思います。
「幸せな人生を送る」「最高の部屋を作る」「お気に入りの物だけが存在した部屋を作る」という目的を読者さんが持っていたとしましょう。もしそれらを実現するためにアニメ・声優・ジャニーズグッズが必要だとしたら、それは残すべき物であり必要な物です。ですが、そうでなければ徹底して手放すべきなのです。これがミニマリズムの本質です。
そして、その本質を究めればオタクだろうが収集癖を持っていようがミニマリストになれます。
ではオタクはどうすればミニマリストになれるのでしょうか?少し紹介してしまいましたが、それについて僕の事例も交えながら解説したいと思います。
オタクでもミニマリストになれる
ここまで読んで分かったように、「物が少ない人=ミニマリスト」ではないのでオタクだろうが収集癖を持っていようがミニマリストになれます。
ではオタクはどのようにしてミニマリストを目指せばいいのでしょうか?オタクに限ったことではありませんが、物を捨てる目的を常に念頭に置きながら物を捨てましょう。
もう一度言います。
物を捨てる目的を常に念頭に置きながら物を捨てましょう。
「物を捨てる目的」とはなんなのかというと、上記でも紹介しましたが以下の通りです⬇️
・作業に最適な環境を作る
・お気に入りのものしか存在しない部屋を作る
・アニメ・声優グッズを最高に楽しめる部屋を作る
・ゲームをやるのに最適な部屋を作る
・掃除・片付けを一切しなくていいような部屋を作る
・狭い部屋で生活できるようにする
※これらはあくまで一例です
などなんでもいいので、とにかく物を捨てる目的を持ちましょう。
僕もそうでしたが、多くの人は目的を特に決めずただなんとなく「これ必要かな?不要かな?」「まだ使えるかな?」と考えながら物を捨てたり、片付けをしています。このやり方でも物は減ることは減るのですが、膨大な労力と時間を費やしてしまうのでかなり非効率です。
なので、目的を常に頭に入れながら物を捨てるのが大切なのです。というのも、物を捨てる目的や目標を作ると、必要なものと不要なものを判別できる軸ができます。自分が掲げた目標(あるいは目的)達成に必要な物が自分にとって必要な物ですし、そうでない物は手放すべき物と判断することができます。
「お気に入りの物だけが存在する部屋を作る」「アニメ・声優グッズを存分に楽しめる部屋を作る」「コスプレ部屋を作る」などなんでもいいので、とにかく自分なりの目的や軸を持ちましょう。そうすることで、自分にとっての必要と不要が把握できるので物を捨てるのが捗ります。
ちなみに、僕は以下のような目的を持ちながら物を捨てました⬇️
・家賃を徹底して抑える
・お気に入りのものだけが存在した部屋を作る
・時間を作る
・人生から無駄を徹底して排除する
※これらはあくまで一部です
これらの目的を常に念頭に置きながら物を捨てたところ、このような部屋が完成しました⬇️
部屋に余計な物が一切置いていないので、ポスターやフィギュアが圧倒的存在感を放っていてより楽しむことができます。そして、数千個もあった物が400個程度にまで減ったので、家賃2万円代の家でも住めるようになりました。さらに、物が少ないので部屋は散らかりませんし埃もあまりでないので、掃除と片付けに費やす時間が劇的に減りました。
といった感じで、物を捨てる目的を常に念頭に置きながら捨てましょう。ここで解説したミニマリズムの本質を究めて物を捨てれば、目的を常に頭に入れて物を捨てれば最高の部屋(または環境)が完成し、勝手にミニマリストと化します(かなりの時間と労力を必要としますが)
というわけで、「ミニマリストになりたい」と思ったら物を捨てる目的をいくつか設定しましょう。「お気に入りの物だけが存在する部屋を作る」「アニメ・声優グッズを存分に楽しめる部屋を作る」「コスプレ部屋を作る」などなんでもいいです。あとはそれを実現するのに必要な物を残して、そうでない物はバンバン捨てるだけです。この原則を抑えて物を捨てるだけで誰でもミニマリストになれます。
終わり
というわけで本記事は以上となります。
ミニマリストを目指す上で1つ注意点があります。それは、「時間と労力をかなり必要とする」ということです。
ミニマリストになるためには持つべき物と持たないべき物を判別しなければいけないので、脳をフル回転させる必要があります。さらに、物を手放すにはリサイクルショップに持って行ったり、ゴミ袋に詰めたり、部屋中を動き回らなければいけません。
故に、たくさんの時間と労力が必要になることは覚悟しなければいけません。これはもう仕方ないです。
ですが、それをやるだけの価値は確実にありますし、物を減らしたりミニマリストになれば膨大なメリットを享受することができます。下記の記事ではミニマリストになるメリットについて詳しくかつ大量に解説してあるので、是非ご覧ください⬇️
ミニマリストしぶんさんとオタクミニマリストである僕とのコラボ動画もあるのでそちらも是非⬇️
この記事ではミニマリズムの本質をざっくり解説しましたが、下記の記事ではより詳しく、より深く解説してあるので興味がある方は読んでみてください。この記事を読むと、「ミニマリストが捨てるのは物だけではない」ことについて知ることができます。
ブログだけでなくTwitterでもミニマリストに関することを発信しているので、フォローの方をよろしくお願いします@ken_minimalist
最後まで読んでいただきありがとうございました^ ^