こんにちは、寝袋で寝ていて100体以上のフィギュアに囲まれて生活しているミニマリストけんです@ken_minimalist
多くの人は、「物が少ない人がミニマリストである」と考えていると思います。
ツイッターやインスタ、本、雑誌、TVなどのメディアでミニマリストを目にすると、がらーんとした部屋に住んでいる方がたくさんいます。故に、そのような考えを持っているのだと思います。
僕自身も、「物が少ない人がミニマリストである」という考えには「概ね」賛同しています。
ただ、その考えや認識が完全に正しいかというと、そうではありません。
正確にいうと、「物が少ない人がミニマリストであるというのは、半分正解で半分間違い」です。もっと言えば、「物が少ないというのはあくまでミニマリストの特徴であり、イコールの関係ではない」のです。
「え?どういうこと?」と思われたかもしれません。
というわけでこの記事では、ミニマリスト(あるいはミニマリズム )の意味・本質・定義について徹底的に解説しました。
この記事を読めば、ミニマリストがどんな存在であるのかや、本質や定義はなんなのかについて知ることができます。
ミニマリストの本当の正体について知りたい方は是非ご覧ください。
①ミニマリストの本質の解説
②ミニマリストの定義の紹介
③「物が少ない人=ミニマリストは半分正解で半分間違い」であることについての解説
目次
ミニマリストの意味・本質・定義とはなんなのか【ラブライバーが超解説】
では、ミニマリストの意味・本質・定義について解説していきたいと思います。
この記事の流れは以下の通りです⬇️
①ミニマリズム・ミニマリストの本質の解説
②「物が少ない人=ミニマリスト」ではない
③削ぎ落とすのは物だけではない
④ ①〜③を踏まえた上で、ミニマリストの定義を紹介
まずはじめに、ミニマリスト(あるいはミニマリズム)の本質を解説していきます。この本質部分が最重要なので、具体例を大量に出して解説しました。
その次に、そこで紹介した本質を基に、「物が少ない人=ミニマリスト」ではないことと、削ぎ落とすのは物だけではないことについて解説しました。
それらを踏まえた上で、ミニマリストの定義を簡単に考察し、定義を紹介します。
ミニマリストの意味や本質、定義について知りたい方は読み進めてみてください。
ミニマリズム(あるいはミニマリスト)の本質
では早速、ミニマリズムの本質について解説します。
ズバリ、その本質は以下の通りです⬇️
「何かで最大の成果を出すために、それに関係ない要素を徹底排除する」
超重要なことなのでもう1度言います。
「何かで最大の成果を出すために、それに関係ない要素を徹底排除する」
これがミニマリズムの本質であり、ミニマリストの基本思想です。
例を大量に挙げます。
〜この記事で挙げる具体例〜
①作業に集中するための環境作り
②3月のライオンの主人公
③スティーブ・ジョブズ
④ミニマリストけんの部屋
⑤現在存在するミニマリストがやっていること
※具体例をとにかくたくさん紹介したので、字数がかなり多めです。なので、自分が読みたいところだけ読んでもらっても構いません
例えば、もしあなたが、「勉強や読書に集中したい」「作業に取り組む時間を増やしたい」と思っていたとしましょう。もし、自分の作業場が以下のような状態だったとしたら、集中力を発揮できると思いますか?
当然ですが、集中することはできませんよね。
何故なら、作業をしている最中に散らかっている部屋に意識が向いてしまったり、「掃除しようかな?」「片付けやらないとなあ…..」と余計なことを考えてしまうからです。さらに、部屋が散らかっていると必然的に、掃除や片付け、探し物に費やす時間が増えてしまうので、取り組むことができる時間が減ってしまいます。
その結果、作業に対する集中力は低下し、取り組むことができる時間も減ってしまいます。
そこで重要になってくるのがミニマリズムの考え、ミニマリストの考え方です。
冒頭で紹介したように、ミニマリズムの本質は、「何かで最大の成果を出すために、それに関係ない要素を徹底排除する」です。
では、作業の集中力と取り組める時間を最大化するには、どうすればいいと思いますか?
答えは簡単で、それに関係しないものを徹底して取り除けばいいのです。
例えば、作業部屋には「ゲームや漫画、スマホなどの娯楽は極力置かず(最小化)、筆記用具や机などの勉強道具だけを置く」という具合です。その結果、作業に関係しないものが減る(最小化)ので、集中力が必然的に向上(最大化)します。そして、作業に関係ない物が減れば、掃除や片付け、探し物に費やす時間も減って(最小化)、取り組める時間が増えます(最大化)。
カフェや図書館などが良い例です。そこには作業に関係しないものが一切ない(最小化)ので集中力を最大限発揮でき、掃除や片付け、探し物などの雑用に費やす時間も最小限で済みます。
極論を言ってしまえば、下記の画像のように、机と椅子だけが置いてある環境を作ってしまえばいいのです。そうすれば、作業以外の部分に意識が持っていかれることもないので、集中力が発揮されます(最大化)。そして、掃除や片付け、探し物に費やす時間を最小限になって、作業に取り組む時間が増える(最大化)のです。
このように、「何かで最大の成果を出すために、それに関係ない要素を徹底して減らす」というのがミニマリズムの本質であり、ミニマリストの基本思想なのです。
別の例を紹介します。
「3月のライオン」という将棋漫画に、桐山零というプロ棋士の主人公がいます。彼は中学生でプロになって将棋で生計を立てるようになり、高校生でありながら一人暮らしをしています。
そして、彼は将棋で最大の成果を出すために、それに関係しないものは徹底的に排除しています⬇️
日々将棋だけに打ち込む(最大化)ために、それに関係しない物は一切置いていない(最小化)のです。部屋を見るとわかりますが、布団や服、食糧、将棋に関する物(将棋盤や資料)しかなく、生きていくために最低限必要な物と将棋道具しかありません。
さらに、将棋に取り組む時間を増やす(最大化)ために、彼はカップラーメンや菓子パンだけを食べることで、食事に費やす時間を最小限にしています。
彼はまさに超が付くほどミニマリズムを実践していて、圧倒的なミニマリストなのです。
何故かというと、将棋で最大の成果を出すために、それに関係ない要素を徹底して排除している、最小限にしているからです。
スティーブ・ジョブズを紹介します。
ジョブズは毎日同じ服を着ることで有名です⬇️
これはどういうことかというと、「仕事で最大の成果を出すために、「今日何を着るか」を考える手間を省いた(最小化)」ということです。
朝起きたときにいちいち、「今日は何を着ようかな」「どれを着て仕事に着て行こうかな」と考えていたら脳は疲弊してしまい、仕事に支障が出てしまいます。なので、仕事で最大限集中するために毎日同じ服を切ることで、「今日何を着るか」を考える手間を省いた(最小化)のです。
他にも、会議で不要な人を見かけたら、「この会議でキミは必要ないと思う、ありがとう。」と言って退出させたという逸話もあります。
つまりこれは、「仕事で最大の成果を出すために、不要な人間を削ぎ落とした(最小化)」ということです。
ミニマリズムという思想は物だけでなく、人間すらも含まれるということです。
別の例を紹介します。
もしあなたが、「アニメグッズだけに囲まれた部屋を作りたい」「大好きな物だけが存在した部屋を作りたい」と思っていたとしましょう。
では、その部屋を作るにはどうすればいいと思いますか?
大切なので繰り返し言いますが、ミニマリズムの本質は、「何かで最大の成果を出すために、それに関係ない要素を徹底排除する」です。
その本質を踏まえると、答えは至って単純です。
アニメグッズや大好きな物以外を排除すればいいのです。言い換えると、アニメグッズや大好きな物を最大限楽しむために、それ以外の物を徹底排除(最小限)すればいいということです。
かなり極端ですが、それを体現した部屋があります。
それは、2020年4月末まで住んでいた僕の部屋です⬇️
この記事のタイトルにもあるとおり、僕はラブライバーであり、フィギュアを105体所持しています。さらに、小林愛香(推し)という声優(ラブライブの某キャラ)のファンでもあり、ファンクラブにも入っているほどで、グッズもそこそこ持っています。
それらグッズを最大限楽しめる空間を作ろうと思った結果、上記のような空間が誕生したのです。つまり、105体のフィギュアや推しのキャラTを最大限楽しむために、それ以外の要素を徹底して排除(最小化)したのです。
これはかなり極端ですが、要は、「何か目的を達成するために、それに関係ない要素を徹底排除する」というのがミニマリズムの本質であり、ミニマリストの基本思想なのです。
なので、ここ最近生まれているミニマリストやミニマリストを目指している方は、以下のことを実践しているのです⬇️
①私服の制服化
→仕事ややりたいことに集中するために(最大化)、「今日何を着るか」を考える手間を減らす(最小化)
②1日1食(または2食)
→時間とお金を増やすため(最大化)、食べる回数を減らす(最小化)
③寝袋睡眠
→部屋のスペースの生み出したりより狭い部屋で暮らせるようにするため(最大化)、ベッドや布団を処分(最小化)
④脱毛
→自由時間を増やす(最大化)ため、処理に費やす時間を減らす(最小化)
⑤ルンバやブラーバの導入
→自由時間を増やす(最大化)ため、掃除に費やす時間を減らす(最小化)
⑥ドラム式洗濯機の導入(乾燥機付き)
→自由時間を増やすため(最大化)、洗濯や乾燥に費やす時間を減らす(最小化)
⑦TVの処分
時間を増やすため(最大化)、処分する(最小化)
ミニマリストと呼ばれる人はただ闇雲に物を捨てているわけではなく、何か目的を達成したり成果を出すために、それに関係ない要素を徹底排除しているのです。結果として、物が少なくなっているのです。
繰り返しですが、ミニマリズムやミニマリストの本質は、「何かで最大の成果を出すために、それに関係ない要素を徹底排除する」です。言い換えると、「目標や目的、夢、成果、やりたいこと、やるべきこと、大事なことに最大限集中するために、それに関係ない要素を徹底排除する(最小化)」というのが本質です。
というわけで、ミニマリズムやミニマリストの本質の解説は以上になります。
では次は、「ミニマリスト」という存在についてもう少し深掘りしていきます。
一般的には、「物が少ない人=ミニマリスト」と呼ばれていますが、これは半分正解で半分間違いです。
上記で解説した本質を踏まえた上で説明していきます。
「物が少ない人=ミニマリスト」ではない
「物が少ない人=ミニマリスト」ではありません。これは半分正解で半分間違いです。
どういうことか説明します。
上記で紹介したように、ミニマリズムやミニマリストの本質は「何かで最大の成果を出すために、それに関係ない要素を徹底排除する」です。
「仕事に集中できる環境を作りたい」
「将棋に没頭したい」
「狭い部屋で生活できるようにしたい」
「アニメグッズなどの大好きなものだけに囲まれた生活をしたい」
「とにかく時間が増やしたい」
「リュック1つで生きれるようにしたい」
上記のような、目標や目的、夢、成果、やりたいこと、やるべきこと、大事なことなどに最大限集中するため(最大化)、それに関係ない要素を排除するというのが本質です。
ここで読者さんに質問です。
この本質を踏まえた上で、ミニマリストであるかどうかということに物の量は関係あると思いますか?
確かに、世の中に存在するミニマリストは、普通の人と比べると物の量が圧倒的に少ないです。ですが、成果を出そうとしたり目標や目的を達成しようとした結果、自然と物が少なくなるということなのです。
つまり、物が少なくなるのはあくまで結果論でしかないのです。
本質を鑑みると、ミニマリストであるかどうかに物の量は関係ありませんが、現在存在するミニマリストのほとんどが圧倒的に物が少ないです。
故に、「物が少ない人=ミニマリスト」というのは半分正解で半分間違いなのです。
正しくは、「物が少ない人がミニマリスト」ではなく、「物が少ないのがミニマリストの特徴」という認識が正解であると思います。
では次に、「削ぎ落とすのは物だけではない」ということについて解説します。
削ぎ落とすのは物だけではない
すでに紹介したので気付いた方もいらっしゃると思いますが、削ぎ落とすのは物だけではありません。
何度も言いますが、本質は、「何かで成果を出すために、それに関係ない要素を徹底排除する」です。
ここで読者さんに質問です。
仕事や何かで成果を出すために、物だけを削ぎ落として十分であると思いますか?
物だけを減らして十分な場合もありますが、ほとんど場合がそうではありません。
例えば、上記で紹介したスティーブ・ジョブズは、仕事で最大の成果を出すために、不要な人間と服を選ぶ手間を完璧に削ぎ落としました。
3月のライオンの主人公の桐山零も、将棋に没頭したり結果を出すために、時短と称して、菓子パンとカップラーメンを食べています。
僕自身も、時間を生み出すために、食事を作るのにかける時間をできる限り最小限にしたりしました(野菜をそのまま食べたり、調理を全てレンチンで終わらせたりという具合です)。
このように、減らすのは物だけではなく、「時間」「お金」「意識」「行動」「思考」「人間」など、削ぎ落とす対象は多岐に渡るのです。
真のミニマリストというのは、物だけでなく時間やお金の使い方や行動、思考に一切無駄がなく、余計な人間関係を抱えていないのです(そんな人はいないと思いますが)
解説は以上になります。
というわけで、これまで解説したことを踏まえた上で、ミニマリストの定義について考察し、答えを出したいと思います。
ミニマリストの定義
テレビや本、ブログ記事を見てみると、ミニマリストは以下のように定義されています⬇️
①最小限主義者
②物を持たない人
③必要最低限の物だけを持って暮らす人
④最低限の物だけで暮らしている人
上記のように定義づけられています。
ですが、上記のような定義だとかなり誤解を生んでしまいますし、ミニマリズムの本質やミニマリストの基本思想が反映されてません。
というのも、ミニマリズムの本質である「成果を最大化する」「目的や目標を達成する」といった要素が全く入っていなく、「持たない」「最小限」「少ない」といった側面ばかりが強調されているのです。要は、「最小化(ミニマル)」ばかりが強調されているのです。
これだと、「あ、ミニマリストって物が少ない人のことなんだな」「ちょっと無理をしてでも少ない物で生活する人のことなんだな」「とにかく物を持たない人なんだな」と思われてしまい、ミニマリズムの本質が全く伝わらないばかりか、誤解を生んでしまいます(現に生んでいますが)
ではどのような定義がベストなのでしょうか?
それについてこの記事では、ミニマリストの定義の答えを導きたいと思います。
この記事ではミニマリズムの本質を、「目標や目的、夢、成果、やりたいこと、やるべきこと、大事なことに最大限集中するために、それに関係ない要素を徹底排除する(最小化)」と紹介しました。
抽象度を高めると、「目標や目的、 ー中略ー 、大事なこと」は「何か」という言葉に置き換えることができ、「最大限集中する」は「最大の成果を出す」と置き換えることができます。
「目標や目的、夢、成果、やり雨たいこと、やるべきこと、大事なこと」
→「何か」
「最大限集中する」
→「最大の成果を出す」
それを踏まえると、冒頭で紹介したミニマリズムの本質、「何かで最大の成果を出すために、それに関係ない要素を徹底排除する」と言い換えることができます。
それをさらに抽象化すると、「最大の成果を出す」は「最大化する」と表現することができ、「それに関係ない要素を徹底排除する」は「それに関係ない要素を最小化する」に言い換えることができます。
「最大の成果を出す」
→「最大化する」
「それに関係ない要素を徹底排除する」
→「それに関係ない要素を最小化する」
それらを踏まえた上で、ミニマリストの定義を考えると以下のようになります⬇️
「何かを最大化するためにそれに関係ない要素を最小化する人」
これがミニマリストの定義になります。
「ミニマリストに定義なんかない」「そんなのいらない」と言う人が多いけど僕の中では明確な定義がある。
— ミニマリストけん (@ken_minimalist) May 18, 2020
それは、「何かを最大化するためにそれに関係ない要素を最小化する人」です。
物量うんぬんではなく、目標達成のためにどれだけそれに関係ない要素を削ぎ落とせてるかが本質であると思う。
最大化(マキシマム)のためにそれに関係ない要素を最小化(ミニマル)する人がミニマリストなのです。もっと言えば、ミニマリストはマキシマリストであり、マキシマリストはミニマリストでもあるのです。
「物が少ない人」「最小限主義者」「物を持たない人」「必要最低限の物だけで暮らす人」と表現すると、かなり誤解が生まれてしまいますし、最小化ばかりがフォーカスされていて、最大化の要素が一切入っていません。
なのでミニマリストの定義は、「何かを最大化するためにそれに関係ない要素を最小化する人」がベストであるのです。
終わり
ミニマリスト(またはミニマリズム)の本質や意味、定義を解説したのですがいかがでしたか?
テレビや本などのメディアのせいで、「ミニマリストとは物を持たない人である」「生活を不便にしてまで少ない物を少なくして生きている人である」といったイメージが広がっています。
ですが、これは誤りです。
ミニマリストとは「何かを最大化するためにそれに関係ない要素を最小化した人」であり、簡単にいうと、「目的や目標、夢、やりたいことなどで最大の成果を出すために、それに関係ない要素を排除する人、捨てる人」のことです。
何かで成果を出すためにそれに関係ない要素を排除した人(あるいはする人)がミニマリストです。なので、「ミニマリスト=物が少ない人」ではなく、「物が少ないのがミニマリストの特徴」という認識を持っていただけると良いのではないかと思います。
故に、どれだけ物が多かろうが、アニメや声優が好きだろうが、ジャニーズが好きだろうが、多趣味であろうが、物の量は関係ないのでミニマリストになれます。
それをミニマリストしぶさんとのコラボ動画で証明してあるので、時間と余裕がありましたら是非見てみてください⬇️
今日はミニマリストしぶさんが僕の家にやってきました!
— ミニマリストけん (@ken_minimalist) March 1, 2020
ルームツアーの撮影やミニマリストになったきっかけ、フィギュアを集めたきっかけなどの動画が今月中にアップされるので楽しみにしていてください^ ^
撮影後は1時間ほど歩いて手ぶらで生きるが置いてある本屋で記念撮影📸
良き日でした☺️ pic.twitter.com/YWoXnHmfXk
というわけで本記事は以上となります。
ブログだけでなく、ツイッターもやっているのでそちらも是非覗いて見てください。
最後まで読んでいただきありがとうございました^ ^